14日、京都競馬場で行われた
秋華賞(3歳牝、GI・芝2000m)は、安藤勝己騎手騎乗の2番人気
ダイワスカーレット(牝3、栗東・松田国英厩舎)が、2番手追走から3角で先頭に立つと、直線に向いてもリードを保ち、7番人気
レインダンスに1.1/4馬身差をつけ優勝。
桜花賞に続く牝馬2冠を達成した。勝ちタイムは1分59秒1(良)。1番人気
ウオッカは中団後方から追い上げたものの、さらにクビ差の3着に敗れた。
勝った
ダイワスカーレットは
父アグネスタキオン、母は91年
クイーンC(GIII)など重賞4勝の
スカーレットブーケ(
その父ノーザンテースト)という血統。半兄に04年
皐月賞(GI)、06年
天皇賞・秋(GI)、06年
マイルCS(GI)、07年
安田記念(GI)を勝った
ダイワメジャー(牡6、美浦・
上原博之厩舎、
父サンデーサイレンス)、半姉に00年新潟3歳S(GIII)を勝った
ダイワルージュ(
父サンデーサイレンス)がいる。
昨年11月に京都・芝2000mでデビュー勝ちを収めると、続く
中京2歳S(OP)も制して2連勝。今年に入り、
シンザン記念(GIII)、
チューリップ賞(GIII)はいずれも2着に敗れたが、
桜花賞(GI)で
ウオッカを完封し、初重賞制覇をGIの舞台で飾った。2冠制覇のかかった
オークス(GI)は直前の熱発により回避。
桜花賞以来約5か月ぶりの出走となった前走の
ローズS(GII)を制してここに臨んでいた。通算成績7戦5勝(重賞3勝)。
※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。