22日、
盛岡競馬場で行われた8R・C2 2組(ダート1600m、1着賞金19万円)に、賞金の一部を児童養護施設などに寄付することで話題を集めた
タイガーマスク(牡3、岩手・櫻田勝男厩舎)が
小林俊彦騎手を鞍上に1番人気(単勝2.1倍)で出走。スピードの違いでハナに立ち、直線に入り楽な手応えで後続を突き放すと、9番人気
ダニエルジェードに3.1秒をつける大差で初勝利を飾った。勝ちタイムは1分39秒9(重)。
同馬は
父Kingmambo、母がラプレヴォワイアントH(米G2)を勝った
Krisada(
その父Kris S.)という血統の米国産馬。60年〜70年代のアニメ『
タイガーマスク』で主人公のプロレスラー・
タイガーマスクが
ファイトマネーを施設に寄付していたことから、この馬名が付けられた。
今年5月に美浦・
藤沢和雄厩舎からデビューし9着と敗れた後、2戦目の3歳未勝利(函館・芝2000m)で2着に入り賞金200万円(うち190万円が寄付された)を獲得。その後2戦して10着、6着と敗れ、9月26日付けで
JRA競走馬登録を抹消し、現厩舎に移籍。今回の出走が移籍初戦だった。通算成績5戦1勝(うち
JRA4戦0勝)。