97年に
皐月賞、
日本ダービーの2冠を制した
サニーブライアン(牡13)が種牡馬生活を引退。北海道浦河郡浦河町の優駿ビレッジAERUで余生を過ごすことになった。
サニーブライアンは、
父ブライアンズタイム、母が
JRA4勝の
サニースイフト(
その父スイフトスワロー)という血統。96年10月に美浦・中尾銑治厩舎からデビューし、2歳時は4戦1勝。年明けの
ジュニアC(OP)で2勝目を挙げてクラシックレースへの出走権利を取ると、
弥生賞(GII)3着、
若葉S(OP)4着と大崩れのないレースを続け、11番人気で出走した
皐月賞(GI)では大外枠から積極的なレース運びをして、3コーナー手前から先頭に立ってそのまま逃げ切った。続く
日本ダービー(GI)は6番人気の評価だったが、ゲートからハナを奪い、
シルクジャスティスや
メジロブライトの追撃を抑えて再び逃げ切った。
98年から種牡馬となり、01年にはNARファーストシーズンチャンピオンサイアーになったほか、
JRA重賞ウイナーは
カゼニフカレテ(03年
愛知杯-GIII)、
グランリーオ(05年
中日新聞杯-GIII)の2頭を出したが、近年では種付け希望が減少していた。