31日、
大井競馬場で行われた
JBCスプリント(3歳上、交流GI・ダート1200m、1着賞金8000万円)は、
御神本訓史騎手騎乗の7番人気(単勝38.1倍)
フジノウェーブ(牡5、大井・高橋三郎厩舎)が好位追走から直線で鋭く伸びると、先に抜け出した3番人気
プリサイスマシーンをクビ差交わし優勝した。勝ちタイムは1分11秒0(良)。さらにクビ差の3着に4番人気
アグネスジェダイが入り、2番人気
リミットレスビッドが4着、1番人気
メイショウバトラーは8着に終わった。
勝った
フジノウェーブは、
父ブラックタイアフェアー、
母インキュラブルロマンティック(
その父Stop the Music)。半兄に昨年の
富士S(GIII)を勝った
キネティクス(
父フォーティナイナー)がいる血統。
04年9月に笠松でデビューし、7戦2勝の成績で05年10月に現厩舎に移籍。転入後は3連勝後に3連敗したが、昨年5月から、今年の
東京シティ盃(南関東G3)、
マイルグランプリ(南関東G2)を含む10連勝。
さきたま杯(交流GIII)で4着に敗れ連勝がストップし、今回は
帝王賞(交流GI)11着以来約4か月ぶりの出走だった。交流重賞は初制覇。通算成績26戦16勝(うち
JRA1戦0勝、重賞3勝)。
なお、JBC(ス
プリント、クラシック含め)を地方所属馬が制したのは7回目にして初。大井所属馬の交流GI制覇は、
コンサートボーイ(97年
帝王賞)、
オリオンザサンクス(99年
ジャパンダートダービー)に続く8年ぶり3頭目。鞍上の
御神本訓史騎手、管理する高橋三郎調教師とも、交流GI初勝利となった。
また、
ブラックタイアフェアー(
父Miswaki)産駒は日本のGI初制覇。海外ではEvening
Attire(
ジョッキークラブゴールドC-米G1)などを出している。
※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。