31日、
大井競馬場で行われた
JBCクラシック(3歳上、交流GI・ダート2000m、1着賞金1億円)は、
武豊騎手騎乗の2番人気
ヴァーミリアン(牡5、栗東・石坂正厩舎)が中団追走から、直線で内を突き鮮やかに抜け出すと、3番人気
フリオーソに4馬身差をつけて快勝した。勝ちタイムは2分04秒8(良)。さらに1.1/4馬身差の3着に4番人気
サンライズバッカスが入り、1番人気
ブルーコンコルドは4着に敗れた。
勝った
ヴァーミリアンは、
父エルコンドルパサー、母が
JRA1勝の
スカーレットレディ(
その父サンデーサイレンス)という血統。半兄に05年
東海S(GII)など重賞3勝の
サカラート(牡7、栗東・石坂正厩舎、
父アフリート)がいる。
04年ラジオたんぱ杯2歳S(GIII)で重賞初制覇。05年秋からダートに転向し、同年の
浦和記念(交流GII)、06年
ダイオライト記念(交流GII)、06年
名古屋グランプリ(交流GII)と順調に重賞勝ちを重ね、今年1月の
川崎記念(交流GI)で
アジュディミツオーに6馬身差をつけGI初制覇。続くドバイワールドC(首G1)で4着して以来、今回は約7か月ぶりの出走だった。通算成績19戦8勝(うち地方5戦5勝、海外1戦0勝、重賞6勝)。
鞍上の
武豊騎手は
タイムパラドックスで制した05年(名古屋)以来となるこのレース2勝目。管理する石坂正調教師は
ヴァーミリアンで制した
川崎記念以来の交流GI制覇。このレースは01年の開設以来、7年連続で
JRA所属馬の勝利となった。
※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。