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名種牡馬フォーティナイナーが引退

  • 2007年11月03日(土) 12時10分
 日米で多くの名馬を送り出した種牡馬フォーティナイナー(牡22)が、受精能力の低下から種牡馬生活を引退することがわかった。今後は、繋養先のJBBA日本軽種馬協会静内種馬場で余生を過ごす予定。

 フォーティナイナーは、父Mr.Prospector、母File(その父Tom Rolfe)という血統の米国産馬。現役時代はブライアンズタイムSeeking the Goldと同期で、87年フューチュリティS(米G1)、87年シャンペンS(米G1)に勝ち同年のエクリプス賞2歳牡馬チャンピオンを受賞。3歳時もトラヴァーズS(米G1)、ハスケル招待H(米G1)を制し、G1・4勝を含む通算19戦11勝(重賞7勝)の成績を残した。

 89年に米国で種牡馬入りすると、Editor's Note(ベルモントS-米G1)、コロナドズクエスト(トラヴァーズS-米G1)、エンドスウィープ(ハイランダーH-米G1)などを送り、96年には米リーディングサイアーに輝く。同年から日本で供用され、ユートピア(南部杯など交流GI・4勝、ゴドルフィンマイル-首G2、ウエストチェスターH-米G3)、マイネルセレクト(JBCスプリント-交流GI)、アドマイヤホープ(全日本2歳優駿-交流GI)など多くの活躍馬を送り出した。

 日本に輸入された後継種牡馬エンドスウィープは、アドマイヤムーン(ドバイデューティフリー-首G1、宝塚記念-GI)、サウスヴィグラス(JBCスプリント-交流GI)、ラインクラフト(桜花賞-GI、NHKマイルC-GI)などを出し成功。その他にもトワイニングスウェプトオーヴァーボード(父エンドスウィープ)、前述のコロナドズクエストなどの直系種牡馬が導入され、血脈を幅広く伝えている。

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