4日、京都競馬場で行われた
ファンタジーS(2歳牝、GIII・芝1400m)は、安藤勝己騎手騎乗の4番人気
オディール(牝2、栗東・橋口弘次郎厩舎)が、好スタートから控えて好位置で流れに乗ると、直線では逃げ込みを図る1番人気
エイムアットビップをゴール前で1.1/4馬身差捕らえ優勝した。勝ちタイムは1分21秒1(良)。さらに1/2馬身差の3着には2番人気
エイシンパンサーが入っている。
勝った
オディールは、
父クロフネ、母が97年阪神3歳牝馬S(GI)2着の
キュンティア(
その父Darshaan)という血統。本馬は母の初仔。
6月17日のデビュー戦(阪神・芝1200m)は
エイシンパンサーの3着に敗れたが、続く2歳未勝利(阪神・芝1200m)で4馬身差の快勝。3か月の休養を挟んで臨んだ前走の
りんどう賞(2歳500万下牝、京都・芝1400m)では
エイムアットビップの2着に入っていた。通算成績4戦2勝(重賞1勝)。
鞍上の安藤勝己騎手は
ダイワスカーレットで制した
秋華賞(GI)に続く今年の
JRA重賞9勝目で、通算52勝目。管理する橋口弘次郎調教師は
ローゼンクロイツで制した
金鯱賞(GII)に続く
JRA重賞制覇で、今年3勝目、通算では65勝目となった。
なお、
クロフネ産駒の
JRA重賞制覇は
フサイチリシャールによる昨年の
阪神C(GII)以来。重賞勝ち馬も同馬に続く2頭目となった。交流重賞では
ホワイトメロディーが今年の
関東オークス(交流GII)を勝っている。
※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。