24日、東京競馬場で行われた
ジャパンCダート(3歳上、GI・ダート2100m)は、
武豊騎手騎乗の1番人気
ヴァーミリアン(牡5、栗東・石坂正厩舎)が、中団の後方から徐々に進出すると、直線に向いて鋭く伸び、6番人気
フィールドルージュに1.1/4馬身差をつけて快勝した。勝ちタイムは2分06秒7(良)のコースレコード。さらに3.1/2馬身差の3着には7番人気
サンライズバッカスが入った。
勝った
ヴァーミリアンは、
父エルコンドルパサー、母が
JRA1勝の
スカーレットレディ(
その父サンデーサイレンス)という血統。半兄に05年
東海S(GII)など重賞3勝の
サカラート(牡7、栗東・石坂正厩舎、
父アフリート)がいる。
04年ラジオたんぱ杯2歳S(GIII)を制すなど、3歳秋までは芝の重賞戦線で活躍。ダート転向後は05年
浦和記念(交流GII)、06年
ダイオライト記念(交流GII)、06年
名古屋グランプリ(交流GII)と交流重賞で勝ち星を重ね、今年1月の
川崎記念(交流GI)を6馬身差で圧勝してGI初制覇を飾った。続くドバイワールドC(首G1)では4着。それ以来7か月ぶりの出走となった
JBCクラシック(交流GI、大井)を快勝してここに臨んでいた。通算成績20戦9勝(うち地方5戦5勝、海外1戦0勝、重賞7勝)。
※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。