25日、東京競馬場で行われた
ジャパンC(3歳上、GI・芝2400m)は、
岩田康誠騎手騎乗の5番人気
アドマイヤムーン(牡4、栗東・松田博資厩舎)が、道中は先団の後ろを追走。直線に向いて最内から抜け出すと、追いすがる4番人気
ポップロックをアタマ差抑えて優勝した。勝ちタイムは2分24秒7(良)。1番人気の
メイショウサムソンは早めの競馬を見せるもさらにクビ差の3着、2番人気
ウオッカは最後方から追い込んだが4着に敗れた。
勝った
アドマイヤムーンは、
父エンドスウィープ、
母マイケイティーズ(
その父サンデーサイレンス)という血統。05年7月の函館でのデビューから3連勝で
札幌2歳S(GIII)を制覇。昨年は
共同通信杯(GIII)、
弥生賞(GII)を連勝も、春のクラシックでは苦戦が続いたが、古馬との初対戦となった
札幌記念(GII)を快勝。
天皇賞・秋(GI)3着、
香港C(香G1)2着など、3歳時から国内外のGI戦線で活躍を見せている。今年に入り、
京都記念(GII)とドバイデューティフリー(首G1)を連勝。続くクイーンエリザベス2世C(香G1)は3着に敗れたものの、
宝塚記念で
メイショウサムソン以下を抑えて国内GI初制覇を飾った。前走の
天皇賞・秋は2番人気に推されるも、直線の不利もあり6着に敗れていた。通算成績17戦10勝(うち海外3戦1勝、重賞8勝)。
なお、同馬はこのレースを最後に引退。来春より北海道日高町のダーレージャパンスタリオンコンプレックスにて繋養される。種付料は500万円の予定。