8日、阪神競馬場で行われた
鳴尾記念(3歳上、GIII・芝1800m)は、
藤岡佑介騎手騎乗の8番人気
ハイアーゲーム(牡6、美浦・大久保洋吉厩舎)が、好位から直線で馬群を割って伸びると、先に抜け出していた3番人気
エイシンデピュティをハナ差交わして優勝した。勝ちタイムは1分47秒5(良)。さらにクビ差の3着は5番人気
アドマイヤフジと4番人気
アドマイヤオーラが同着となった。1番人気の
ドリームジャーニーは8着。
勝った
ハイアーゲームは、
父サンデーサイレンス、母がランカシャー
オークス(英G3)などを勝った
ファンジカ(
その父Law Society)という血統。半兄に同厩で
JRA現5勝の
ファイトクラブ(牡7、
父Halling)がいる。03年10月のデビュー戦を勝利で飾ると、その後も安定した走りを続け、04年
青葉賞(GII)で重賞初制覇。続く
日本ダービー(GI)でも
キングカメハメハの3着に入った。昨年4月の
メトロポリタンS(OP)を勝った後、右前浅屈腱炎を発症。約1年5か月の休養を挟み、今回が叩き3戦目だった。通算成績22戦5勝(重賞2勝)。
鞍上の
藤岡佑介騎手は
スーパーホーネットで制した
スワンS(GII)に続く今年の
JRA重賞5勝目で、通算8勝目。管理する大久保洋吉調教師は
ユメノシルシで制した
新潟記念(GIII)に続く今年の
JRA重賞2勝目で、通算では37勝目となった。