現地時間9日、香港・シャティン競馬場で行われた
香港マイル(3歳上、香G1・芝1600m)は、O.ドゥルーズ騎手騎乗のグッドババ
Good Ba Ba(セン5、香・A.シュッツ厩舎)が、中団追走から直線に向いて伸びると、クレカドール
Creachadoir(首)との叩き合いを短頭差制して優勝した。勝ちタイムは1分34秒5(良)。さらに約1.1/4馬身差の3着にダルジナ
Darjina(仏)が入り、日本から参戦の
コンゴウリキシオーはスタートから果敢に先手を取るも、勝ち馬から1.1秒差の9着に敗れた。
勝ったグッドババは、
父Lear Fan、
母Elle Meme(
その父Zilzal)という血統の米国産馬。05年3月にデビューし、今年3月の
チェアマンズT(香LG2)で重賞初制覇。
安田記念(GI)にも出走(7着)し、前走の国際マイル
トライアル(香LG2)を制してここに臨んでいた。通算成績23戦10勝(重賞3勝)。
【山内研二調教師のコメント】
「スタートは少し遅かったが、問題ない程度だった。道中、引っ張っている感じがあったので、馬の走りを考えれば、もう少し行ってもよかったかもしれない。
毎日王冠以来のレースで、間隔があいたのも影響したかも。これほど止まる馬ではないのだが」
【藤田伸二騎手のコメント】
「どこでかは分からないが、落鉄していた。環境の変化に戸惑ったかも。日本と同じような馬場で、手応えも良かったのに、同じく落鉄していた
マイラーズCの時のようにはいかなかった。いつもの競馬はできたけれども、いつもの走りではなかった」