日本で交流GI・4勝を挙げ、06年にゴドルフィンへ移籍した
ユートピア(牡7、英・S.ビン・スルール厩舎)が現役を引退し、米・ニューヨーク州サラトガ・
スプリングスにある
マクマホン・オブ・サラトガ・サラブレッズで種牡馬入りすることがわかった。種付料は7500ドル(約84万円)の予定。
ユートピアは父が米G1・4勝の
フォーティナイナー、
母ドリームビジョン(
その父ノーザンテースト)という血統。半兄に97年
函館記念(GIII)など重賞2勝の
アロハドリーム(
父クリエイター)がいる。
日本では栗東・橋口弘次郎厩舎に所属しており、02年
全日本2歳優駿、03年ダービー
グランプリ、04年、05年
南部杯と交流GIを4勝。日本調教馬による初の海外ダート重賞制覇となった06年ゴドルフィンマイル(首G2)後、ゴドルフィンに400万ドル(約4億5000万円)でトレードされ現厩舎へ。移籍初戦となった今年5月の
ウエストチェスターH(米G3)を快勝し、日本・UAE・米国の3か国で重賞制覇を飾った。その後は、10月5日のメドウランズCH(米G2)で6着と敗れ、11月17日の
スタイヴァザントH(米G3)2着が現役最後のレースとなった。通算成績34戦9勝(うち
JRA18戦3勝、地方12戦4勝、重賞7勝)。