長野県佐久市のスエトシ牧場に繋養されていた
メリーナイス(牡23)が11月27日、北海道浦河町の渡辺牧場へ移動した。
同馬は、
父コリムスキー、
母ツキメリー(
その父シャトーゲイ)という血統。86年にデビューし、同年の朝日杯3歳S(GI)を制覇。阪神3歳S(GI)に勝った
ゴールドシチーとともに同年の
最優秀3歳牡馬に選出された。翌年は4番人気で出走した
日本ダービー(GI)を6馬身差で圧勝し、そのシーンが映画『優駿』に使用されたことでも話題になった。
89年から静内のレックススタッドで種牡馬となり、
マイネルリマーク(
共同通信杯4歳S-GIII)、
イイデライナー(京都4歳特別-GIII)などを出したが、99年の種付けを最後に種牡馬生活を引退。その後は功労馬として繋養されている。
ナイスネイチャなどの生産牧場として知られている渡辺牧場は、功労名馬も繋養しており、
ナイスネイチャ(牡19)のほか
コーセイ(牝23)や
セントミサイル(牡17)も同牧場で余生を送っている。