19日、
川崎競馬場で行われた
全日本2歳優駿(2歳、交流GI・ダート1600m、1着賞金3500万円)は、藤田伸二騎手騎乗の5番人気
イイデケンシン(牡2、栗東・
昆貢厩舎)がスタートから先手をとると、直線に入っても後続の追撃を寄せ付けず、3番人気
ディラクエに1.1/2馬身差をつけ逃げ切った。勝ちタイムは1分41秒8(良)。さらにハナ差の3着に1番人気
レインボーペガサスが入った。
勝った
イイデケンシンは、
父サンダーガルチ、
母ヘヴンリーアドヴァイス(
その父Theatrical)。叔父に04年ダービー
グランプリ(交流GI)など重賞4勝の
パーソナルラッシュ(牡6、大井・高橋三郎厩舎)がいる血統。7月7日のデビュー戦(函館・芝1200m)を快勝すると、続く
函館2歳S(GIII)でも3着に好走。その後は
クローバー賞(OP)7着、
京王杯2歳S(GII)14着と大敗が続いたが、初のダート戦となった前走・
ポインセチア賞(500万下、阪神・ダート1400m)を逃げ切り、ここに臨んでいた。通算成績6戦3勝(重賞1勝)。
鞍上の藤田伸二騎手、管理する
昆貢調教師ともに、このレース初制覇。交流GIとなった02年以降、
JRA所属馬の勝利は2年ぶり5頭目となった。なお、
サンダーガルチ産駒は日本での重賞初制覇となる。
※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。