ダート競走格付け委員会は20日、岩手で行われているダービー
グランプリ(3歳、ダート2000m)について、08年以降はダート
グレード競走として実施しないと発表した。
これは、主催者の岩手県競馬組合からダート競走格付け委員会に対し、ダート
グレード競走としての格付けを返上したいとの連絡があったもので、その理由は「競走体系上、
地方競馬3歳有力馬の確保が難しく、収益性も見込めないため」となっている。今後の実施方法等については、現在のところ未定。岩手のその他のダート
グレード競走については、従来どおり実施される予定。
ダービー
グランプリは86年に開設。97年に交流GIとなって以来、00年
レギュラーメンバー、02年
ゴールドアリュール、03年
ユートピア、05年
カネヒキリなど多くの名馬が勝ち馬に名を連ねていた。今年は馬インフルエンザの影響で、岩手所属馬限定重賞に変更されている。
これにより、08年に実施されるダート
グレード競走は、中央・地方合わせて49レースとなり、07年の当初予定50レースと比べ1レース減となる。