JRAは15日、ダートGI戦線でバイプ
レイヤーとして活躍した
シーキングザダイヤ(牡7、栗東・
森秀行厩舎)が、16日付で
JRA競走馬登録を抹消すると発表した。今後は北海道新冠町の優駿スタリオン
ステーションで種牡馬となる予定。
シーキングザダイヤは、
父Storm Cat、母は97年
NHKマイルC(GI)、98年
モーリスドゲスト賞(仏G1)などを制した
シーキングザパール(
その父Seeking the Gold)という血統の米国産馬。
03年12月のデビュー戦は5着に敗れたが、2戦目で勝ち上がると、
クロッカスS(OP)、
アーリントンC(GIII)、ニュージーランドT(GII)と4連勝を飾った。母仔制覇のかかった
NHKマイルCは7着に敗れ、夏は
ジュライC(英G1)や
モーリスドゲスト賞に遠征して12着、15着と惨敗したが、同年秋から主戦場をダートに移し、04年兵庫ゴールドT(交流GIII)でダート初勝利を挙げると、その後も06年
日本テレビ盃(交流GII)、07年
浦和記念(交流GII)を制すなど活躍。しかしGIでは05年
ジャパンCダート(GI)で
カネヒキリからハナ差の2着に入ったのをはじめ、9度の2着があるものの勝利には届かず、昨年の
東京大賞典(交流GI)6着が最後のレースとなった。通算成績30戦7勝(うち地方16戦3勝、海外3戦0勝、重賞5勝)。
※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。