昨年のアネモネS(OP)を勝ったエミーズスマイル(牝4、船橋・出川龍一厩舎)が、昨年12月27日付で地方競馬の競走馬登録を抹消していたことがわかった。今後は繁殖入りする予定。

　エミーズスマイルは、父アグネスタキオン、母エミスフェール(その父ホワイトマズル)という血統。半弟に昨年の北海道2歳優駿(交流GIII)を勝ったディラクエ(牡3、川崎・内田勝義厩舎、父フサイチコンコルド)がいる。

　06年5月に北海道・柳澤好美厩舎からデビューし、3戦目で初勝利を挙げると、続くジュニアグランプリ(盛岡・芝1600m)でも2着に好走。その後、船橋へ移籍した。移籍後は地元戦には出走せず、中央の芝レースに果敢に挑戦。赤松賞(500万下)3着から臨んだ寒竹賞(500万下・芝2000m)で2勝目を挙げると、続くアネモネS(OP)も制して桜花賞(GI)の出走権を獲得。桜花賞では15着に敗れたものの、南関東所属馬初のクラシック出走を果たした。昨年7月のラジオNIKKEI賞(GIII)9着が最後のレースになった。通算成績9戦3勝(うちJRA5戦2勝)。

※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。