27日、京都競馬場で行われた1R・3歳未勝利(ダート1200m)で、武豊騎手騎乗の圧倒的1番人気(単勝1.2倍)アンジェロバンダム(牡3、栗東・柴田政見厩舎)が優勝。この勝利がダンシングカラー産駒のJRA初勝利となった。勝ちタイムは1分12秒6(稍重)。

　勝ったアンジェロバンダムは、父ダンシングカラー、母レピドール(その父サクラトウコウ)という血統。ここ2戦はいずれも2着に敗れており、今回が4戦目での初勝利となった。

　ダンシングカラーは父ダンシングブレーヴ、母がJRA2勝のシビルコンクエスト(その父Conquistador Cielo)という血統。従弟に06年ジュライC(英G1)などを制したレザーク Les Arcsがいる。00年10月のデビューから4戦目で初勝利を挙げると、続くさざんか賞(500万下)も連勝。ベンジャミンS(OP)快勝から臨んだ01年日本ダービー(GI)では11番人気ながらジャングルポケットの3着に好走した。その後、1年半の休養を経て戦線に復帰したが勝ち星を挙げることはできず、03年吉野ヶ里特別(1000万下)2着を最後に引退した。通算成績13戦3勝。

　初年度産駒は17頭が血統登録されており、地方では昨年6月19日の旭川4Rでダンシングクエストが産駒初勝利を挙げている。また、ノースダンデーが平和賞(南関東G3)を制すなど、重賞戦線での活躍馬も輩出している。