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AJCC、エアシェイディが悲願の重賞V

  • 2008年01月27日(日) 15時35分
 27日、中山競馬場で行われたAJCC(4歳上、GII・芝2200m)は、後藤浩輝騎手騎乗の2番人気エアシェイディ(牡7、美浦・伊藤正徳厩舎)が、中団追走から直線で内を突き、馬群を割って伸びた9番人気トウショウナイトの追撃を1.1/4馬身抑え優勝した。勝ちタイムは2分13秒6(良)。さらにクビ差の3着に6番人気ブラックアルタイルが入った。1番人気ドリームパスポートは、好位追走から直線で一旦は先頭に立ったが5着に敗れている。

 勝ったエアシェイディは、父サンデーサイレンス、母が98年クイーンS(GIII)を勝ったエアデジャヴー(その父ノーザンテースト)。全妹に05年秋華賞(GI)を勝ったエアメサイア、叔父に00年皐月賞(GI)、00年菊花賞(GI)を勝った2冠馬エアシャカール(父サンデーサイレンス)がいる血統。

 03年11月にデビューし、2戦目で初勝利を挙げると続くホープフルS(OP)も快勝したが、骨折のため春のクラシックは不参加。04年秋に復帰後は06年白富士S(OP)、06年福島テレビオープン(OP)、06年キャピタルS(OP)とオープン特別は3勝を挙げたが、重賞では勝ちきれず、05年AJCC、06年函館記念(GIII)、06年富士S(GIII)、07年東京新聞杯(GIII)、07年中山記念(GII)、前走の08年中山金杯(GIII)と、重賞2着は実に6回。今回が15回目の挑戦で悲願の重賞初制覇となった。通算成績23戦7勝(重賞1勝)。

 鞍上の後藤浩輝騎手は昨年の京王杯2歳S(GII、アポロドルチェ)以来となるJRA重賞制覇で、通算42勝目。管理する伊藤正徳調教師は、昨年の日経賞(GII、ネヴァブション)以来となるJRA重賞制覇で、通算20勝目となった。

※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。

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