3日、京都競馬場で行われた
京都牝馬S(4歳上牝、GIII・芝1600m)は、安藤勝己騎手騎乗の2番人気
アドマイヤキッス(牝5、栗東・松田博資厩舎)が、先団追走から直線で馬場の真ん中を伸びると、先に抜け出していた9番人気
ザレマをゴール前でクビ差捕らえて優勝した。勝ちタイムは1分36秒0(重)。さらに1.1/2馬身差の3着には6番人気
キストゥヘヴンが入り、1番人気
ブルーメンブラットは中団から追い込んだが4着に敗れた。
勝った
アドマイヤキッスは、
父サンデーサイレンス、母は95年札幌3歳S(GIII)2着の
キッスパシオン(
その父ジェイドロバリー)という血統。全兄に
JRA現5勝のプラズマ(牡7、美浦・
萩原清厩舎)がいる。03年セレクトセールにて6200万円(税抜)で落札されていた。
05年7月にデビューし、3戦目(札幌・芝1800m)で初勝利を挙げると、半年の休養を経て臨んだ
チューリップ賞(GIII)で重賞初制覇。
桜花賞2着、
オークス4着、
秋華賞4着のほか、牡馬相手の
安田記念で4着、
エリザベス女王杯では2年連続5着に入るなど、GI戦線でも上位に食い込む活躍を見せている。重賞は06年
チューリップ賞、06年
ローズS(GII)、06年
愛知杯(GIII)に続く4勝目となった。通算成績18戦5勝。
鞍上の安藤勝己騎手はこの勝利で
JRA通算800勝を達成。
JRA重賞は
日経新春杯(GII、
アドマイヤモナーク)に続く今年2勝目で、通算56勝目。管理する松田博資調教師も同レースに続く今年の
JRA重賞2勝目で、通算では42勝目となった。