5日、荒尾競馬場で九州産馬による重賞・
たんぽぽ賞(3歳、ダート1500m、1着賞金700万円)が行われ、川島信二騎手騎乗の2番人気
クリノダイシス(牡3、栗東・
荒川義之厩舎)が、レース序盤から先手を取ると、3番人気
テイエムモッコスの追い込みをクビ差抑えて優勝した。勝ちタイムは1分37秒5(稍重)。さらに1/2馬身差の3着には1番人気
カシノヨウスケが入り、上位3頭はいずれも
JRA勢という結果だった。
勝った
クリノダイシスは、
父マルカダイシス、
母リャマーダ(
その父ブラックタイアフェアー)という血統の鹿児島産馬。昨年5月の九州トレーニングセールにて最高価格となる220万円(税抜)で落札されている。
JRAでは3戦して未勝利だが、前走のノカイドウ特別(
たんぽぽ賞TR、荒尾・ダート1400m)を制してここに臨んでいた。通算成績5戦2勝(うち地方2戦2勝、重賞1勝)。
なお、
マルカダイシス産駒は05年の初出走以来、中央・地方合わせて5頭が出走。昨年8月に
スズナリジッコウ(このレース4着)が4世代目にして初勝利を挙げており、
たんぽぽ賞の勝利が中央・地方を通じた産駒重賞初勝利となった。