11日、
佐賀競馬場で行われた
佐賀記念(4歳上、交流GIII・ダート2000m、1着賞金3000万円)は、
下原理騎手騎乗の2番人気
チャンストウライ(牡5、兵庫・寺嶋正勝厩舎)が、道中は好位のやや後ろを追走。2週目の向正面で一気にスパートをかけ先頭集団に取り付くと、直線では後続を寄せ付けず、5番人気
クーリンガーに4馬身差をつけて快勝した。勝ちタイムは2分06秒8(良)のレコード。さらに3/4馬身差の3着には1番人気
マコトスパルビエロが入った。
勝った
チャンストウライは、
父ブラックタキシード、
母ダイタクプルクラ(
その父ダンスホール)という血統。05年8月に園田でデビューし、06年兵庫ダービー(園田)、
菊水賞(園田)を制覇。昨年も兵庫大賞典(園田)、
東海菊花賞(名古屋)の2重賞を制したほか、
帝王賞(交流GI)4着、前走の
名古屋グランプリ(交流GII)3着など交流重賞でも好走を見せていた。通算成績16戦9勝(うち
JRA2戦0勝、重賞5勝)。
なお、
佐賀記念を地方所属馬が制したのは02年の
ミツアキサイレンス以来6年ぶり。兵庫所属馬が交流重賞を制したのは01年
兵庫チャンピオンシップ(交流GIII)を勝った
ロードバクシン以来、7年ぶり2頭目の快挙となった。
また、鞍上の
下原理騎手、管理する寺嶋正勝調教師とも、交流重賞初制覇を果たした。
※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。