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フェブラリーS、ヴァーミリアンがドバイへ向け好発進

  • 2008年02月24日(日) 15時40分
 24日、東京競馬場で行われた2008年のGI開幕戦・フェブラリーS(4歳上、GI・ダート1600m)は、武豊騎手騎乗の1番人気ヴァーミリアン(牡6、栗東・石坂正厩舎)が、道中は先団の後ろを追走。直線半ばで抜け出すと、7番人気ブルーコンコルドに1.3/4馬身差をつけて完勝した。勝ちタイムは1分35秒3(良)。さらに2馬身差の3着には3番人気ワイルドワンダーが入った。なお、2番人気フィールドルージュは馬体に故障を発生し、向正面で競走を中止している。

 勝ったヴァーミリアンは、父エルコンドルパサー、母がJRA1勝のスカーレットレディ(その父サンデーサイレンス)という血統。同厩の半兄に05年東海S(GII)など重賞3勝のサカラート(牡8、父アフリート)がいる。

 04年ラジオたんぱ杯2歳S(GIII)を制すなど、3歳秋までは芝の重賞戦線で活躍。ダート転向後は05年浦和記念(交流GII)、06年ダイオライト記念(交流GII)、06年名古屋グランプリ(交流GII)と交流重賞で勝ち星を重ね、昨年1月の川崎記念(交流GI)でGI初制覇を果たした。続くドバイワールドC(首G1)は4着。秋はJBCクラシック(交流GI、大井)、ジャパンCダート(GI)、東京大賞典(交流GI)と3連勝を飾り、昨年のJRA賞最優秀ダートホースに輝いた。1月30日の川崎記念は右飛節炎のため直前での出走取消となったが、仕切り直しとなった今年緒戦を見事に制し、5つのGIタイトルを手に現地時間3月29日に行われるドバイワールドCへ向かうことになる。通算成績22戦11勝(うち地方6戦6勝、海外1戦0勝、重賞9勝)。

※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。

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