15日、阪神競馬場で行われた
阪神スプリングJ(障害4歳上、JGII・芝3900m)は、
西谷誠騎手騎乗の1番人気
エイシンニーザン(牡6、栗東・坂口正則厩舎)が、道中は好位を追走。レース終盤で先頭に替わると、直線に入ってリードを広げ、2番人気
コウエイトライに5馬身差をつけて完勝した。勝ちタイムは4分22秒5(良)。さらに6馬身差の3着には5番人気
エイシンペキンが入った。
勝った
エイシンニーザンは、
父フォーティナイナー、母は94年小倉3歳S(GIII)を勝った
エイシンサンサン(
その父キャロルハウス)という血統。同厩の半弟に06年
青葉賞(GII)3着の
エイシンテンリュー(牡5、
父サンデーサイレンス)、叔父に95年小倉3歳Sを勝った
エイシンイットオーがいる。
04年12月にデビューし、4戦目で初勝利。05年
プリンシパルS(OP)を9番人気で制し、
日本ダービー(GI)にも駒を進めた(7着)。その後も芝の中長距離戦を中心に出走し、今年1月に障害入り。未勝利、
淀ジャンプS(OP)をいずれも快勝しており、今回が3連勝での重賞初制覇となった。通算成績35戦7勝(うち障害3戦3勝、重賞1勝)。
鞍上の
西谷誠騎手は昨年の
東京ハイジャンプ(JGII、
メルシーエイタイム)以来の
JRA重賞制覇で、通算8勝目。管理する坂口正則調教師は04年
新潟記念(GIII、
スーパージーン)以来の
JRA重賞制覇で、通算では16勝目となった。