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最多出走馬ヒカルサザンクロスが引退

  • 2008年03月25日(火) 16時00分
 高知県競馬組合は25日、266戦の最多出走回数記録を持つヒカルサザンクロス(セン15、高知・宗石大厩舎)が、同日付で地方競馬の競走馬登録を抹消したと発表した。今後は兵庫県の乗馬クラブで余生を過ごす予定。

 ヒカルサザンクロスは、父ミルフォード母ヨネマンナ(その父ミスターシービー)という血統。ダンスインザダークフサイチコンコルドらと同世代で、95年10月に美浦・田子冬樹厩舎からデビュー。JRAで1勝を挙げて97年に上山に移籍した。その後、金沢、高崎を経て98年12月に高知に転入。それ以降約9年間、毎月コンスタントに出走を続け、昨年8月にはウズシオタローの持つ記録(250戦)を更新した。その後も月に3〜4走のペースで出走していたが、昨年12月24日のレース以来実戦から遠ざかっており、記録は266戦となっている。通算成績266戦11勝(うちJRA16戦1勝)。

 ちなみにデビューからの266戦で走った距離の合計は360500m(360.5km)。これは東海道新幹線・東京-名古屋間の営業キロ数とほぼ同距離となる。

 なお、NARの競走馬成績書が整備された69年以前の参考記録としては、春木競馬(大阪)のコガネマルが53年〜63年にかけて平地と障害で476戦、ばんえい競馬のトヨタカが63年〜73年にかけて374戦している。

 また、現役馬でこの記録に迫る馬としては、同じく高知所属で247戦(11勝)のダイナブロス(牡12、高知・田中守厩舎)などがいる。同馬は16日にも出走し、今年はすでに10戦を消化している。

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