ドバイワールドCデー当該週にあたる現地時間26日(水)、出走各馬の本追い切りが行われた。
世界最高峰の舞台・ドバイワールドC(首G1)に臨む
ヴァーミリアン(牡6、栗東・石坂正厩舎)は、追い切りでは2歳時以来となる
武豊騎手を背に、ダートコースで追い切り。単走で追われ、47.4-35.3-11.7の好時計を叩き出した。この時計には、武騎手自身ややビックリしたようだが、「先生からは、ハードにと言われていた。思ったより速いが、無理に追って出た時計ではない。(実際にレースで使う)競馬場で走りましたからね」と心配はしていない様子だ。
また、馬の様子に関しては「状態はいいですよ。むしろ落ち着き過ぎに見えるほど。日本代表として、胸を張って出られますね。力を出せたらいいレースができると思います」とレースに向けての抱負を語った。
石坂調教師は「昨日より動いているし、数段いい」とコメント。昨年は「ドバイに出られるか」という状態での、完全な挑戦者の立場での出走だったが、あの遠征以来、馬は精神的にも成長している。
「あれが、日本でのその後の結果に繋がっている。馬がパワーアップした。4連勝は簡単なことではないが、それを軽くクリアしたように見せたのは強くなったということ」とし、「今ならもっと強いし、もっと走れる。充実もしているし、調子もいい。力が発揮できればと期待している。応援してくれているファンの期待にも応えたい」と、再び踏んだドバイの地で、決戦へ気持ちを語った。明日は角馬場で運動の予定している。
また、昨日追い切りを行った
ウオッカは、本日厩舎周りの運動のみ。金曜に最終追い切りを行い、本番に臨む予定だ。