29日(土)の
ペガサスジャンプS(OP)に出走を予定していた
カラジ(セン13、豪・E.マスグローヴ厩舎)が、27日の中山競馬場芝コースでの調教後、右前浅屈腱炎を発症。同レースを回避することがわかった。このまま引退となる見込み。
同馬は05年〜07年の
中山グランドジャンプ(JGI)を3連覇。今年は同レース4連覇を目指し、18日に来日。
ペガサスジャンプSに向け調整が進められていた。
【E.マスグローヴ調教師のコメント】
「昨日、B.スコット騎手が騎乗して気分よく飛越していたので、今日の追い切りは芝で軽く流すくらいでいいと思っていたが、追い切り後に右前肢を痛がるそぶりを見せていたので、
エコー検査を実施した。検査の結果、『右前浅屈腱炎』ということで非常に残念ではあるが、
ペガサスジャンプステークス・
中山グランドジャンプともに出走を回避することを決断した。引退することになると思う。いろいろとこれまで協力してくれた日本の皆様には感謝している」
【B.スコット騎手のコメント】
「芝コースの残り100mの地点で脚をとられた感触があった。脚さばきは悪くなかったのでそのままは走らせたが、流した後、右前肢に違和感があったのですぐに下馬した。馬の調子はとても良かったので、出走できないのは残念だ」