栗東トレーニングセンターで17日、
皐月賞(GI)に出走を予定している
ノットアローン(牡3、栗東・橋口弘次郎厩舎)の最終追い切りが行われた。
レースでも騎乗する
藤岡佑介騎手を背に、坂路コースに姿を現した
ノットアローンは僚馬であるロザリオ(牡3、未勝利)との併せ馬。パートナーにやや遅れてスタートしたが、その後徐々にスピードを上げ、(計測不能)-25.4-12.6で、相手を2馬身ほど離してフィニッシュした。
「しっかり追ってくれと先生から言われました(藤岡騎手)」という言葉通り、最後の仕上げをしっかりと終えた。
「テンが遅れたので、誉められた時計ではないが、反応は良かった。仕上がりに関しては何も言うことはない」と橋口調教師は語る。
これまで、2000mでは2連勝中の
ノットアローン。前走の
若葉S(OP)も橋口師が「何もかも上手くいった」と笑顔で語る快勝だった。
皐月賞では「3、4番手の先行グループに入っていくだろう」と橋口師。あの見事な逃げ切りをしながらも、一介の逃げ馬ではないと見ているようだ。
また、ともに
皐月賞に出走する
フローテーションは昨日のうちに最終追い切りを終えている。「いつもの坂路」ではなく、Cウッドコースでの追い切りは「これまでのレースを見ていると、4コーナーでもたれるところがあった。真っ直ぐ走れるかを確認したかった」との理由から。
2000mという実績のない距離への挑戦には「1800をこなせた馬が走れないとは思っていません」と語った。