23日、
大井競馬場で行われた南関東クラシック第1弾・
羽田盃(3歳、南関東G1・ダート1800m、1着賞金4000万円)は、
的場文男騎手騎乗の11番人気(単勝109.8倍)
ニックバニヤン(牡3、大井・
佐々木洋一厩舎)が、好位追走から直線で抜け出し、後方から差を詰めた圧倒的1番人気(単勝1.2倍)
ディラクエを3/4馬身差抑え優勝した。勝ちタイムは1分52秒8(良)。さらに2馬身差の3着に2番人気
ロイヤルマコトクンが入った。
勝った
ニックバニヤンは、
父デヒア、
母アイロニック(
その父トニービン)、3代母が71年の
天皇賞・秋、
有馬記念を勝った名牝
トウメイという血統。
昨年7月のデビュー戦(大井・ダート1200m)を10馬身差で圧勝し、
ゴールドジュニアー(大井・ダート1400m)まで無傷の3連勝。
ハイセイコー記念(南関東G2)で3着に敗れて連勝はストップし、続く
全日本2歳優駿(交流GI)は5着。今年に入ってからは2戦し、前走の
京浜盃(南関東G2)は
ディラクエから2.8秒差の10着に敗れていた。通算成績8戦4勝(重賞1勝)。
鞍上の
的場文男騎手は、98年
ゴールドヘッド以来となるこのレース6勝目で、重賞は通算124勝目。管理する
佐々木洋一調教師は02年の開業以来、9回目の出走で重賞初勝利。初のタイトルがG1勝ちとなった。
【
的場文男騎手のコメント】
「
ディラクエを負かすには前に行くしかないと思っていた。人気薄の馬で勝つのは飛び上がった喜びがある。
東京ダービーは一度は勝ちたいレース。精一杯頑張りますので声援お願いします」
※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。