07年
共同通信杯(GIII)など重賞3勝を挙げた
フサイチホウオー(牡4、栗東・松田国英厩舎)が、右前脚に屈腱炎を発症していることが24日に判明。これによりこのまま引退することが
フサイチネットより発表された。今後については未定。
フサイチホウオーは、
父ジャングルポケット、母が98年阪神牝馬特別(GII)2着の
アドマイヤサンデー(
その父サンデーサイレンス)という血統。全妹に07年
阪神ジュベナイルフィリーズ(GI)を制し、同年の
JRA賞最優秀2歳牝馬に輝いた
トールポピー(牝3、栗東・角居勝彦厩舎)、半姉に05年
チューリップ賞(GIII)2着の
アドマイヤメガミ(
父エルコンドルパサー)がいる。04年セレクトセール当歳にて1億円(税抜)で落札されていた。
06年10月の新馬戦(東京・芝1800m)で快勝すると、東京スポーツ杯2歳S(GIII)、ラジオNIKKEI杯2歳S(GIII)、翌年の
共同通信杯と4戦無敗で重賞3連勝を達成。春のクラシックは、
皐月賞(GI)3着、
日本ダービー(GI)では単勝1.6倍と圧倒的な1番人気に推されるも7着に敗れていた。その後も不振が続き、初のダート挑戦となった
ジャパンCダート(GI)でも11着と大敗。今年の
京都記念(GII)15着が最後のレースとなった。通算成績11戦4勝(重賞3勝)。
※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。