11日、
水沢競馬場で行われた第34回
シアンモア記念(地方全国交流、ダート1600m、1着賞金500万円)は、
小林俊彦騎手騎乗の2番人気
ノムラリューオー(牡9、船橋・
石井勝男厩舎)が、2番手追走から3角で先頭に立つと、内から差を詰めた3番人気
マンジュデンコウベをクビ差抑え優勝した。勝ちタイムは1分43秒1(良)。さらに1.3/4馬身差の3着に1番人気
タイキリオンが入った。
勝った
ノムラリューオーは、
父スキャン、母が
JRA3勝の
ノムラテスコレデー(
その父アスワン)という血統。01年7月のデビュー戦(船橋・ダート1000m)から3連勝。02年
京浜盃(南関東G2)で重賞勝ちを果たすと、
羽田盃(南関東G1)3着、
東京ダービー(南関東G1)5着、
ジャパンダートダービー(交流GI)6着と南関東クラシック戦線で善戦を続け、
黒潮盃(南関東G2)で重賞2勝目。その後は04年から06年にかけて約2年間の休養などもあり、勝ち星から遠ざかっていたが、前走・房の国オープン(船橋・ダート1800m)で約5年8か月ぶりの勝利を収めていた。重賞勝ちは02年8月の
黒潮盃以来約5年9か月ぶり。船橋所属馬の勝利は05年
タイキシェンロン以来となった。通算成績39戦7勝(うち
JRA5戦0勝、重賞3勝)。
なお、管理する
石井勝男調教師は、07年4月3日の初出走以来初の重賞勝ち。11日終了時点の通算成績は地方124戦13勝となっている。