アイルランドの
クールモアスタッドに繋養されている
サドラーズウェルズ Sadler's Wells(牡27)が、生殖能力低下のため種牡馬を引退することがわかった。今後は同場で余生を送る予定。
サドラーズウェルズは、
父Northern Dancer、
母Fairy Bridge(
その父Bold Reason)という血統の米国産馬。全弟に
フェアリーキング
Fairy King、叔父にヌレイエフ
Nureyev、従弟に
ジェイドロバリー(いずれも種牡馬)がいる。
現役時代は84年愛2000ギニー(愛G1)、
愛チャンピオンS、
エクリプスS(英G1)などを制し、85年から
クールモアスタッドで種牡馬入り。これまでに史上初となる14度の英愛リーディングサイアーに輝くなど、欧州各国のチャンピオンサイアーとして活躍した。
主な産駒には
ガリレオ Galileo(愛ダービー-愛G1、英ダービー-英G1、
キングジョージ-英G1)、
モンジュー Montjeu(愛ダービー、仏ダービー-仏G1、
凱旋門賞-仏G1)、ハイチャパラル High
Chaparral(英ダービー、愛ダービー、
BCターフ-米G1・2回)などがおり、産駒の通算G1勝利数は71に上る。また、母の父としても
ヘヴンリーロマンス、
エルコンドルパサー、
フサイチコンコルド、
シーザリオなどを輩出している。