25日に東京競馬場で行われる
オークス(GI)へ向けて調整されていた
ポルトフィーノ(牝3、栗東・角居勝彦厩舎)が、右第1指骨剥離を骨折していることが14日にわかった。完治には3か月以上の期間を要する見込みで、同レースは回避する。
ポルトフィーノは、
父クロフネ、母が97年
天皇賞・秋(GI)、96年
オークス(GI)を制した
エアグルーヴ(
その父トニービン)という血統。祖母の
ダイナカールも83年
オークスを制しており、史上初となる母仔3代制覇がかかっていた。
昨年6月のデビュー戦(阪神・芝1600m)を圧勝後、2戦目として予定されていた
札幌2歳S(GIII)を右でん部筋肉痛のため回避。約8か月の休養明けで臨んだ
エルフィンS(OP)を快勝するも、
アーリントンC(GIII)では8着に敗れ、続く
桜花賞(GI)は、レース前日に左寛跛行を発症したため出走を取り消していた。通算成績3戦2勝。
同馬の回避により、
オークスには収得賞金1050万円の
シャランジュ、
ジョイフルスマイルまでが出走可能となった。