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ビッグブラウン楽勝、30年ぶりの米3冠へリーチ

  • 2008年05月18日(日) 06時17分
 現地時間17日、米・ピムリコ競馬場で行われた米3冠第2弾・第133回プリークネスS(3歳、米G1・ダート9.5f)は、K.デザーモ騎手騎乗の圧倒的1番人気(単勝1.2倍)ビッグブラウン Big Brown(牡3、米・R.デュトロウJr.厩舎)が、道中3番手追走から直線入り口で先頭に立つと後続を突き放し、ゴール前では手綱を押さえる余裕を見せ、マッチョアゲイン Macho Againに5.1/4馬身差をつけ楽勝。04年スマーティージョーンズ Smarty Jones以来となる無敗の米2冠を達成した。勝ちタイムは1分54秒80(良)。さらに1/2馬身差の3着にはイカバッドクレーン Icabad Craneが入った。

 勝ったビッグブラウンは、父Boundary、母Mien(その父Nureyev)という血統の米国産馬。07年4月のキーンランド2歳トレーニングセールにて19万ドル(約2240万円)で落札されている。昨年9月のデビュー戦(サラトガ・芝8.5f)を11.1/4馬身差で制すと、2戦目となった今年3月のアローワンス(ガルフストリームパーク・ダート8f)も12.3/4馬身差で連勝。フロリダダービー(米G1)で重賞初制覇を果たして迎えたケンタッキーダービー(米G1)も4.3/4馬身差をつけ圧勝していた。通算成績5戦5勝(重賞3勝)。同馬は今年一杯で引退し、総額5000万ドル(約51億円)以上とも言われるシンジケートが組まれ、米・ケンタッキー州のスリーチムニーズファームで種牡馬入りすることも発表されている。

 鞍上のK.デザーモ騎手は98年リアルクワイエット Real Quiet以来となるこのレース2勝目。ビッグブラウンはこの後、6月7日に行われる米3冠最終戦・ベルモントS(米G1)に駒を進める。過去11年間で6頭が、最初の2冠を制しながら3冠を逃しており、78年のアファームド Affirmed以来30年ぶりの3冠馬を目指す。同レースにはピーターパンS(米G2)を勝った日本のカジノドライヴ(牡3、美浦・藤沢和雄厩舎)も出走を予定しており、3冠馬誕生、または日本馬初の米クラシック制覇が期待される。

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