18日、東京競馬場で行われたマイル女王決定戦・第3回
ヴィクトリアマイル(4歳上牝、GI・芝1600m)は、藤田伸二騎手騎乗の5番人気
エイジアンウインズ(牝4、栗東・
藤原英昭厩舎)が、道中は好位の後ろを追走。直線半ばで力強く抜け出すと、中団から猛然と追い込んだ1番人気
ウオッカを3/4馬身差抑えて優勝した。勝ちタイムは1分33秒7(良)。さらにハナ差の3着には4番人気
ブルーメンブラットが入った。
勝った
エイジアンウインズは、
父フジキセキ、
母サクラサクII(
その父デインヒル)という血統。半妹に今年の
フローラS(GII)3着の
キュートエンブレム(牝3、栗東・
池江泰寿厩舎、
父ウォーエンブレム)がいる。04年セレクトセール当歳にて1800万円(税抜)で落札されていた。
06年12月のデビューから2戦目(阪神・ダート1400m)で初勝利。その後もダート戦で安定した走りを続けていたが、昨年秋からは芝を中心に出走。今年3月の
心斎橋S(1600万下)を勝ってオープン入りを果たすと、中1週で臨んだ前走の
阪神牝馬S(GII)を逃げ切って重賞初制覇を飾った。これまで1400mまでしか出走経験がなかったが、一気の3連勝でマイル女王の座に登り詰めた。通算成績11戦6勝(重賞2勝)。
※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。