現地時間18日、
シンガポール・クランジ競馬場で行われた第8回
シンガポール航空国際C(3歳上、星G1・芝2000m)は、A.
マーカス騎手騎乗のジェイペグ
Jay Peg(牡4、南ア・H.ブラウン厩舎)が、2番手追走から直線で抜け出して快勝した。勝ちタイムは2分00秒89(良)。1.3/4馬身差の2着にリキャスト Recast(星)、さらに3/4馬身差の3着には
バリオス Balius(仏)が入った。なお、日本から参戦した
コスモバルクは道中後方を追走。直線でしぶとく伸びたが6着に敗れている。
勝ったジェイペグは、父
Camden Park、
母Laptop Lady(その父
Al Mufti)という血統の南アフリカ産馬。昨年のケープダービー(南アG1)、ケープギニー(南アG1)勝ち馬で、前走のドバイデューティフリー(首G1)をトラックレコードで快勝してここに臨んでいた。通算成績18戦10勝。
コスモバルクはこのレース3年連続の参戦。06年は優勝、昨年も
シャドウゲイトの2着に入っていたが、2度目の優勝はならなかった。
【
松岡正海騎手のコメント】
「(先入れの影響で)ゲートで待たされてしまい、馬が飽きて出遅れてしまいました。残念です」
【田部和則調教師のコメント】
「パドックでも気合いが乗っていたのですが、出遅れが響いてしまいました。残念です」
【岡田繁幸氏のコメント】
「出負けしてしまい、4コーナーではダメかと思いましたが、よく追い込んでくれました。応援してくれる人も多く、結果を出したかったですが、残念です。日本では(検疫施設の)600メートルの馬場で仕上げましたが、現地での調整は良く、全力を出せたと思います。(
コスモバルクは)まだまだ若いと思うので、チャンスを与えてみたいと思います」
※馬齢は主催者発表(南半球齢で表記)を記載。