25日、東京競馬場で行われた3歳女王決定戦・第69回
オークス(3歳牝、GI・芝2400m)は、
池添謙一騎手騎乗の4番人気
トールポピー(牝3、栗東・角居勝彦厩舎)が、道中は先団の後方を追走。直線に向いて馬場の内から抜け出すと、13番人気
エフティマイアの追撃をアタマ差抑えて優勝した。勝ちタイムは2分28秒8(稍重)。さらに1.1/2馬身差の3着には5番人気
レジネッタが入った。1番人気の
リトルアマポーラは直線で伸びを欠き、7着に敗れている。
勝った
トールポピーは、
父ジャングルポケット、母が98年阪神牝馬特別(GII)2着の
アドマイヤサンデー(
その父サンデーサイレンス)という血統。全兄に06年東京スポーツ杯2歳S(GIII)、06年ラジオNIKKEI杯2歳S(GIII)、07年
共同通信杯(GIII)を勝った
フサイチホウオーがいる。
昨年7月8日のデビュー戦(阪神・芝1800m)は2着に敗れ、2戦目となった10月20日の未勝利(京都・芝2000m)で初勝利。続く
黄菊賞(500万下)はクビ差の2着に惜敗したが、抽選をくぐり抜けての出走となった
阪神ジュベナイルフィリーズ(GI)を快勝し、
JRA賞最優秀2歳牝馬に輝いた。今年初戦の
チューリップ賞(GIII)は2着。前走の
桜花賞(GI)も1番人気で8着に敗れていたが、今回その雪辱を果たすとともに、GI・2勝目を飾った。通算成績7戦3勝(重賞2勝)。
※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。