31日、中京競馬場で行われた第44回
金鯱賞(GII)に
藤岡佑介騎手騎乗の8番人気で出走した
ローゼンクロイツ (牡6、栗東・橋口弘次郎厩舎)は、レース中に左第1指関節脱臼を発症し、最後の直線で競走を中止。予後不良と診断された。
ローゼンクロイツは、
父サンデーサイレンス、母が95年デイリー杯3歳S(GII)を勝った
ロゼカラー(
その父Shirley Heights)という血統。全姉に
ローズバド(
フィリーズレビュー-GII、
マーメイドS-GIII)、叔父に
ロサード(
オールカマー-GIIなど重賞5勝)、
ヴィータローザ(
セントライト記念-GIIなど重賞3勝)がいる。
04年10月のデビューから2戦目で初勝利を挙げると、続く
京都2歳S(OP)も制して2連勝。3歳初戦の05年
毎日杯(GIII)で重賞初制覇を果たした。その後も
神戸新聞杯(GII)、
菊花賞(GI)で
ディープインパクトの3着に入るなどクラシック戦線で活躍。昨年3月の
中京記念(GIII)で約1年11か月ぶりの勝利を挙げ、続く
金鯱賞も制して重賞連勝を飾った。昨年11月に左第一指骨剥離骨折が判明したが、前走の
中京記念で戦線に復帰(1番人気7着)。今回が休み明け2戦目だった。通算成績22戦5勝(重賞3勝)。