7日、東京競馬場で行われた第13回
ユニコーンS(3歳、GIII・ダート1600m)は、安藤勝己騎手騎乗の1番人気
ユビキタス(牡3、美浦・
鈴木伸尋厩舎)が、好位追走から早めに先頭に立つと、力強い伸び脚を見せ、中団から伸びた3番人気
シルクビッグタイムに7馬身差をつけて圧勝した。勝ちタイムは03年に
ユートピアが記録した1分35秒8(良)を0.7秒更新する1分35秒1(良)のレースレコード。さらにクビ差の3着には6番人気
アポロドルチェが入っている。
勝った
ユビキタスは、
父アグネスデジタル、
母パローニアクレスト(
その父キンググローリアス)という血統。今年1月にデビューし、2戦目の未勝利(東京・ダート1600m)で初勝利を挙げると、続く3歳500万下を勝ち2連勝。その後は
伏竜S(OP)3着、
端午S(OP)2着(勝ち馬
サクセスブロッケン)を経て、前走の
昇竜S(OP)を快勝してこのレースに臨んでいた。通算成績7戦4勝(重賞1勝)。
鞍上の安藤勝己騎手は
ダイワスカーレットで制した
大阪杯(GII)に続く今年の
JRA重賞6勝目で、通算60勝目。管理する
鈴木伸尋調教師は
チューニーで制した03年
クイーンC(GIII)以来となる
JRA重賞2勝目となった。
なお、同馬の
父アグネスデジタルは00年の
ユニコーンS(中山・ダート1800m)を勝っており、今回の勝利で父仔制覇を達成した。重賞勝ち馬は
ドリームシグナル(08年
シンザン記念-GIII)に続く2頭目。
※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。