現地時間7日、英・
エプソム競馬場で行われた第229回英ダービー(3歳牡牝、英G1・芝12f10y)は、K.マニング騎手騎乗の2番人気ニューアプローチ
New Approach(牡3、愛・J.ボルジャー厩舎)が、中団追走から直線では内から鋭く抜け出し、追いすがるタータン
ベアラー
Tartan Bearerを1/2馬身差振り切って優勝した。勝ちタイムは2分36秒50(良)。1番人気の
カジュアルコンクエスト Casual Conquestはさらに4.1/2馬身差離れた3着に敗れている。
勝ったニューアプローチは
父Galileo、母が
愛チャンピオンS(愛G1)勝ち馬
Park Express(
その父Ahonoora)という血統の愛国産馬。半兄に98年
高松宮記念(GI)を制した
シンコウフォレスト(
父Green Desert)がいる。昨年9月のゴフスセールにて43万ユーロ(約6450万円)で落札されていた。
07年7月のデビュー戦(カラ・芝7f)からデューハーストS(英G1)まで重賞4勝を含む5連勝を達成。今年はこれまで2走しており、英2000ギニー(英G1)、前走の愛2000ギニー(愛G1)といずれもヘンリーザナヴィゲーター
Henrythenavigatorの2着に敗れていた。通算成績8戦6勝(重賞5勝)。
鞍上のK.マニング騎手、管理するJ.ボルジャー調教師ともにこのレース初制覇。アイルランド調教馬が勝ったのは02年ハイチャパラル High
Chaparral以来6年ぶり。ニューアプローチは01年の
父Galileoに続く父仔制覇となった。