14日、東京競馬場で行われた第10回
東京ハイジャンプ(障害3歳上、JGII・芝3300m)は、菊地昇吾騎手騎乗の3番人気
テイエムエース(牡5、栗東・
鹿戸明厩舎)が、中団追走から徐々にポジションを上げ、直線早め先頭に立つと、楽な手応えで後続を突き放し、4番人気
キングジョイに大差をつけて圧勝した。勝ちタイムは3分37秒1(良)。さらに2.1/2馬身差の3着には12番人気の
オープンガーデンが入り、1番人気の
コウエイトライは6着に終わっている。
勝った
テイエムエースは、
父テイエムオペラオー、母は
JRA1勝の
テイエムシーズン(
その父カコイーシーズ)という血統。06年3月にデビューするも未勝利のまま、06年11月に障害入り。入障6戦目で初勝利を挙げると、続く障害4歳上OPも勝ち、重賞初挑戦となった前走の
中山グランドジャンプ(JGI)では5番人気ながら3着と好走。今回が初重賞制覇となった。通算成績20戦3勝(うち障害9戦3勝、重賞1勝)。
鞍上の菊地昇吾騎手は94年のデビュー以来、28回目の騎乗にして
JRA重賞初制覇。なお、地方では97年ダービー
グランプリ(交流GI)を
テイエムメガトンで制している。管理する
鹿戸明調教師は
テイエムトッパズレで制した今年の
京都ジャンプS(JGIII)に続く
JRA重賞制覇で通算では6勝目となった。