18日、
川崎競馬場で行われた第44回
関東オークス(3歳牝、交流GII・ダート2100m、1着賞金3200万円)は、
武豊騎手騎乗の2番人気
ユキチャン(牝3、美浦・後藤由之厩舎)が、好位追走から早めに先頭に立つと、直線では後続を突き放し、1番人気
プロヴィナージュに8馬身差をつけて圧勝した。勝ちタイムは2分14秒7(良)のレースレコード。さらに4馬身差の3着に5番人気
ブライズメイトが入った。
勝った
ユキチャンは、
父クロフネ、
母シラユキヒメ(
その父サンデーサイレンス)という血統の白毛馬。全兄に
JRA現3勝の
ホワイトベッセル(牡4、栗東・安田隆行厩舎)、半兄に
シロクン(
父ブラックホーク)がおり、母と兄は全て白毛。
昨年7月8日のデビュー戦(福島・芝1200m)は2番人気に推されるも14着と敗れたが、5か月の休養明けで臨んだ未勝利戦(中山・ダート1200m)で初勝利。約4か月ぶりとなった今年初戦の
ミモザ賞(500万下、中山・芝2000m)で2勝目を挙げ、前走の
フローラS(GII)は7着。
オークス(GI)を除外となり、ここに臨んでいた。通算成績5戦3勝(うち地方1戦1勝、重賞1勝)。
白毛馬の重賞制覇は中央・地方通じて史上初の快挙。
クロフネ産駒は昨年の
ホワイトメロディーに続く2連覇となった。
【
武豊騎手のコメント】
「
アイドルホースだったので今日は緊張しました。ただ可愛いだけじゃなく、強い姿を見せられてホッとしています。パワフルで、お父さんの
クロフネに走りが似ていますね。これからも応援してください」
※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。