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ジャパンダートダービー、サクセスブロッケンが快勝

  • 2008年07月09日(水) 20時10分
 9日、大井競馬場で行われた第10回ジャパンダートダービー(3歳、交流GI・ダート2000m、1着賞金5000万円)は、横山典弘騎手騎乗の圧倒的1番人気(単勝1.2倍)サクセスブロッケン(牡3、栗東・藤原英昭厩舎)が、2番手追走から直線で抜け出し、3番人気スマートファルコンに3.1/2馬身差をつけ快勝した。勝ちタイムは2分04秒5(不良)。さらに8馬身差の3着に7番人気コラボスフィーダが入った。なお、ユキチャンは蕁麻疹のため競走除外となっている。

 勝ったサクセスブロッケンは、父シンボリクリスエス、母が02年フィリーズレビュー(GII)の勝ち馬サクセスビューティ(その父サンデーサイレンス)という血統。

 昨年11月17日の新馬戦(福島・ダート1700m)を2着に3.1秒差をつける2歳コースレコードで圧勝すると、続く黒竹賞(500万下、中山・ダート1800m)、ヒヤシンスS(OP、東京・ダート1600m)、端午S(OP、京都・ダート1800m)を勝ちダートで無傷の4連勝。前走は日本ダービー(GI)に出走し最下位の18着に敗れていた。今回が重賞初制覇で、これでダートでは5戦5勝となった。通算成績6戦5勝(うち地方1戦1勝、重賞1勝)。

 鞍上の横山典弘騎手、管理する藤原英昭調教師ともにこのレース初制覇。JRA勢の勝利は06年のフレンドシップ以来の2年ぶり7頭目となった。

 なお、現3歳が初年度のシンボリクリスエス産駒は、中央・地方通じてGI初制覇。JRAではダンツキッスイアーリントンC(GIII)を勝っている。

横山典弘騎手のコメント】
「テンションを落ち着けることに注意して乗りました。思った以上に出来がよくてコントロールはうまくできた。(乗り味は)最高でした。ノーステッキだし乗っかってるだけだった。ダービーでは残念な結果でみなさんに迷惑をかけたんで、きれいな勝ち方ができてよかったです」

藤原英昭調教師のコメント】
「ダービーではファンとオーナーに迷惑をお掛けしたので、恩返ししたいという気持ちがあった。ダービーで馬にプレッシャーをかけ疲労もあったので、今回は何とか回復してくれと馬を作ってきた。(レースについて)好位置を取れてイメージ通りの競馬ができた。今後は少し体を休ませてジャパンCダートを目指したい」

※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。

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