14日、北海道苫小牧市のノーザンホースパークで、セレクトセールの1日目が行われた。
1日目は151頭(12頭が欠場)の1歳馬が上場され、105頭が落札。売り上げ総額は23億4760万円(昨年32億8440万円)。平均価格は2236万円(同3041万円)、落札率は69.5%(同72.0%)で、総額、平均価格、落札率、いずれも昨年を下回る数字となった。
最高価格は
クロフネの半弟・
ブルーアヴェニューの2007(牡、
父アグネスタキオン)で、“アドマイヤ”の冠名でおなじみの近藤利一氏が2億4500万円で落札。この価格は、昨年近藤氏が落札した
マイケイティーズの2006(牡、
父フレンチデピュティ)の2億5000万円に次ぐセレクトセール1歳歴代2位タイの高価格となった。
2位は00年
オークス馬の仔・
シルクプリマドンナの2007(牡、
父アグネスタキオン)で、Patinack Farmが6400万円で落札。以下、
アイルドフランスの2007(牡、
父フジキセキ)を(有)ローズヒルが5800万円で、
エアパスカルの半妹・
ラフィカの2007(牝、
父フレンチデピュティ)を“トーセン”の冠名で知られる島川隆哉氏が5500万円で、
フリオーソの全妹・
ファーザの2007(牝、
父ブライアンズタイム)をノーザンファームが5000万円でそれぞれ落札した。
15日、16日は当歳馬が上場。15日は
ディープインパクトの初年度産駒となる
ビワハイジの2008(牡)、
エアトゥーレの2008(牡)、
レディパステルの2008(牡)をはじめ、
アドマイヤムーンの半弟・
マイケイティーズの2008(牡、
父ロックオブジブラルタル)、
ウオッカの全妹・
タニノシスターの2008(牝、
父タニノギムレット)などに注目が集まる。
※価格はすべて税抜