3日、小倉競馬場で行われたサマー2000シリーズ第3戦・第44回小倉記念(3歳上、GIII・芝2000m)は、池添謙一騎手騎乗の2番人気ドリームジャーニー(牡4、栗東・池江泰寿厩舎)が、後方3番手から徐々に進出すると、直線に向いて一気に加速し、早めスパートから抜け出しを図った1番人気ダイシングロウに3馬身差をつけて快勝した。勝ちタイムは1分57秒9(良)。さらに1馬身差の3着には11番人気ケンブリッジレーザが入った。

　勝ったドリームジャーニーは、父ステイゴールド、母がJRA3勝のオリエンタルアート(その父メジロマックイーン)という血統。06年に朝日杯フューチュリティS(GI)を制してJRA賞最優秀2歳牡馬を受賞。昨年も日本ダービー(GI)5着、菊花賞(GI)5着などクラシック戦線で活躍した。ここ2戦はマイラーズC(GII)14着、安田記念(GI)10着と大敗が続いており、今回が昨年の神戸新聞杯(GII)以来約10か月ぶりの勝利となった。通算成績13戦5勝(重賞3勝)。

　鞍上の池添謙一騎手はトールポピーで制したオークス(GI)に続く今年のJRA重賞3勝目で、通算27勝目。管理する池江泰寿調教師はエアパスカルで制したチューリップ賞(GIII)に続く今年のJRA重賞2勝目で、通算5勝目となった。

※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。