15日、
笠松競馬場で行われた第37回
くろゆり賞(3歳上、ダート1600m、1着賞金300万円)は、高木健騎手騎乗の7番人気
ロードバクシン(牡10、笠松・
伊藤強一厩舎)が、後方追走から4角でインを突いて鋭く伸び、3番人気
エイシンアスワンに1.1/2馬身差をつけて優勝した。勝ちタイムは1分41秒1(良)。さらに1.1/2馬身差の3着には8番人気
シルクアヴァロンが入った。1番人気
ミツアキタービンは4着。
勝った
ロードバクシンは、
父サクラバクシンオー、
母ツイストアンドシャウト(
その父Cure the Blues)という血統。00年に兵庫・曾和直榮厩舎からデビューし、01年に兵庫3冠を達成するなど長期にわたり活躍。昨年2月14日のサンテレビ賞(7着)のレース後には引退式を行った。
当初はそのまま種牡馬入りする予定だったが、精虫検査の結果、種牡馬として不安があったことからホッカイドウ競馬での現役復帰が決定。昨年5月に出走の予定だったが競走除外となり、ホッカイドウ競馬では1走もせずに笠松へ移籍した。笠松移籍後5戦目となった前走の揖斐峡特別(A2)で、約1年9か月ぶりの勝利を挙げ、今回が06年11月の楠賞(園田)以来の重賞制覇となった。通算成績68戦34勝(重賞13勝)。