17日、札幌競馬場で行われた第56回
クイーンS(3歳上牝、GIII・芝1800m)は、柴山雄一騎手騎乗の2番人気
ヤマニンメルベイユ(牝6、美浦・栗田博憲厩舎)が、好スタートからハナに立つと、直線に向いても脚色は衰えず、中団から追い上げた1番人気の
桜花賞馬
レジネッタに2馬身差をつけて逃げ切った。勝ちタイムは1分48秒1(良)。さらにクビ差の3着には12番人気
フミノサチヒメが入った。4番人気で出走した白毛馬
ユキチャンは9着に敗れている。
勝った
ヤマニンメルベイユは、
父メジロマックイーン、母が
JRA2勝の
ヤマニンアリーナ(
その父サンデーサイレンス)。半弟に今年の
きさらぎ賞(GIII)3着の
ヤマニンキングリー(牡3、栗東・
河内洋厩舎、
父アグネスデジタル)がいる。
05年5月にデビューし、2戦目で初勝利を挙げると、その後も芝の中距離戦で勝ち星を重ね、06年
天の川S(1600万下)を勝ってオープン入り。今年3月の
中山牝馬S(GIII)で重賞初制覇を飾り、前走の
ヴィクトリアマイル(GI)でも13番人気ながら4着に好走していた。通算成績25戦7勝(重賞2勝)。
鞍上の柴山雄一騎手は
ヤマニンメルベイユで制した
中山牝馬Sに続く今年の
JRA重賞2勝目で、通算7勝目。管理する栗田博憲調教師も同レースに続く今年の
JRA重賞2勝目で、通算では20勝目となった。
※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。