13日、札幌競馬場で行われた第13回
エルムS(3歳上、GIII・ダート1700m)は、
岩田康誠騎手騎乗の3番人気
フェラーリピサ(牡4、栗東・白井寿昭厩舎)が、好位追走から直線で伸び脚を見せ、7番人気
トーセンブライトに1.1/4馬身差をつけて優勝した。勝ちタイムは1分42秒9(良)。さらに2馬身差の3着には8番人気
エアアドニスが入り、1番人気の
メイショウトウコンは後方2番手から早めの進出を見せるも4着に敗れている。
勝った
フェラーリピサは、
父Touch Gold、
母ドリータルボ(
その父Capote)という血統の米国産馬。07年1月のデビューから2戦目で勝ち上がると、続く
ヒヤシンスS(OP)を4馬身差で快勝。
兵庫チャンピオンシップ(交流GII)で重賞初制覇を飾った。その後もダート重賞やオープン特別で好走を見せており、前走は
クラスターC(交流GIII)で2着。
JRA重賞は今回が初勝利となった。通算成績18戦6勝(うち地方2戦1勝、重賞2勝)。
鞍上の
岩田康誠騎手は
セイウンワンダーで制した先週の
新潟2歳S(GIII)に続く今年の
JRA重賞11勝目で、通算22勝目。管理する白井寿昭調教師は
フサイチパンドラで制した昨年の
札幌記念(GII)以来の
JRA重賞制覇で、通算40勝目となった。
※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。