20日、阪神競馬場で行われた第10回
阪神ジャンプS(障害3歳上、JGIII・芝3140m)は、
小坂忠士騎手騎乗の2番人気
コウエイトライ(牝7、栗東・田所清広厩舎)が、2番手追走から早めに先頭に立つと、1番人気
バトルブレーヴに4馬身差をつけて快勝した。勝ちタイムは3分26秒4(良)のコースレコード。さらに5馬身差の3着には5番人気
ミヤビペルセウスが入った。
勝った
コウエイトライは、
父オペラハウス、母は
JRA3勝の
ダンツビューティ(
その父ホリスキー)という血統の鹿児島産馬。半姉に98年小倉3歳S(GIII)を制した
コウエイロマン(
父マークオブディスティンクション)がいる。これまでに06、07年
小倉サマージャンプ(JGIII)、06年東京オータムジャンプ(JGIII)を制すなど障害重賞で活躍。このレースは昨年、一昨年といずれもレコードで制しており、今回の勝利で3連覇を達成した。通算成績45戦10勝(うち障害22戦9勝、地方1戦0勝、重賞6勝)。
鞍上の
小坂忠士騎手は、
コウエイトライで制した昨年のこのレース以来となる
JRA重賞制覇で通算9勝目。管理する田所清広調教師も、同レース以来の
JRA重賞制覇で通算9勝目となった。
なお、従来のコースレコードは昨年のこのレースで
コウエイトライが記録した3分27秒9(良)で、今回これを1.5秒更新した。