27日、阪神競馬場で行われた4R・メイクデビュー阪神(2歳新馬、芝1200m)は、
福永祐一騎手騎乗の1番人気
リーティラ(牝2、栗東・
梅内忍厩舎)が、離れた5番手追走から直線で外めを伸び、4番人気
エンドオールに1.1/4馬身差をつけて快勝した。勝ちタイムは1分09秒9(良)。さらにクビ差の3着には7番人気
メイショウローツェが入った。
なお、鞍上の
福永祐一騎手(31、栗東・フリー)は、この勝利が
JRA通算983勝目。父である福永洋一元騎手の通算勝利数に並んだ。
勝った
リーティラは、
父クロフネ、母が
JRA4勝の
エイプリルドラマ(
その父サクラユタカオー)。半兄に06年
NHKマイルC(GI)を制した
ロジック(牡5、栗東・橋口弘次郎厩舎、
父アグネスタキオン)がいる血統。
【福永騎手のコメント】
「あまり意識はしていなかったが、思った以上に周りからあと何勝だと言われ、父の足跡(そくせき)がみなさんの心に残っているのだと感じられ嬉しかった。父の背中を追いかけてきたが、近づくにつれいろいろと見えてきて、最初よりも遠ざかったようにも思えた。勝率などをみると胸は張れないが、12年かけて勝利数は追いつくことができた。これからまた僕のキャリアが始まるが、日本一になりたいという目標に向けて、一頭一頭、上の着順を目指して頑張りたい」